パンプアップって・・・?

みなさんこんにちは。パーソナルトレーニングジムNINE理学療法士トレーナーの渡瀬です。

トレーニングをしているかたは「パンプアップ」という言葉を1度は聞いたことありませんか?

今回はパンプアップについて深堀りしていきます!

パンプアップとは

パンプアップとは英語の「PUMP UP」が語源で、トレーニングによって負荷をかけた筋肉がポンプで膨らましたかのように膨張して一時的に大きくなる現象のことです。

この現象は、主に血液が筋肉に集まり、筋肉内の水分や栄養素が増加することで起こります。パンプアップはトレーニングの効果を感じやすく、モチベーションを高める要因となります。

メカニズム

パンプアップが起こるメカニズムは次の通りです。

  • 血液の集中

 筋トレを行うとその動作を行う筋肉に血液が集まり、酸素や栄養素を供給します。その結果筋肉が膨張しやすくなります。

  • 乳酸の蓄積

 トレーニング中にエネルギーを消費すると乳酸が生成されます。乳酸は筋肉中に蓄積され筋肉の膨張を助けるため、パンプアップの間隔を強めます。

  • 筋肉内圧の上昇

 筋肉内に血液が集まることで内圧が上昇し、この内圧がさらに血液の流入を促進します。この循環がパンプアップに繋がります。

パンプアップを狙ったトレーニング

パンプアップを促進するためには以下のポイントに注意してトレーニングを行うと良いでしょう。

  • 高回数・低重量のトレーニング

 通常8-15回の反復回数が推奨されます。軽めのウェイトで高回数のセットを行う事で血流が促進されます。

  • 短い休憩時間(インターバルを短く)

 セット間の休憩を短くすることで筋肉への血液供給が途切れず、持続的なパンプアップを得やすくなります。

  • ドロップセットやスーパーセットの活用

 重さを減らした状態での連続したセットや、異なる筋群を続けてトレーニングすることでより大きな疲労感とパンプアップを味わうことができます。

メリット

パンプアップにはいくつかのメリットがあります。

  • モチベーションの向上

 トレーニング後の筋肉の変化を実感することで次回のトレーニングのやる気が高まります。

  • 筋肥大の促進

 パンプアップによって筋肉が刺激を受けるため、筋肥大につながる可能性があります。

  • 血流改善

 血液が集まることで、栄養素や酸素の供給が促進され筋肉の回復が早くなります。

注意点

パンプアップを目的としたトレーニングは魅力的ですがいくつかの注意点もあります。

  • 過剰なトレーニング

 パンプアップを求めすぎるあまり、無理な負荷や回数に挑戦する事で怪我のリスクを高めます。

  • フォーム

 パンプアップを注視するあまり、トレーニングフォームが崩れると逆効果です。正しいフォームを維持する事が重要です。

  • 栄養と休息

 パンプアップだけではなく、筋肉の成長には十分な栄養と休息も必要です。栄養を適切にとり、十分な休息を心がけましょう。